オフィスに植物を取り入れた「バイオフィリックデザイン」が注目の理由⁉|グリーンモード

オフィスに植物を取り入れた「バイオフィリックデザイン」が注目の理由⁉

オフィスの機能や役割が変化⁉

新型コロナウィルスにより我々の生活や働き方は大きく変化しました。テレワークの定着やシェアオフィス・コワーキングスペースの普及により、オフィスへの出社が当たり前ではなくなってきました。
働き方が多様化することで子育て世代や介護等により失われていた労働力を柔軟に活用できるようになった一方、社員の交流やコミュニケーション不足による生産性の低下や新人教育・人材育成の機会減少といった将来に影を落としかねない問題も顕在化してきています。
オフィス
都内では、1回目の緊急事態宣言が出された20年4~5月には出社率が30%台まで低下。その後の感染拡大期でも45~65%で推移しており一部の企業ではオフィスを縮小する動きも出てきました。コロナ禍での働き方の変化が従来型のオフィスのあり方に大きく影響をおよぼしつつあります。

集まるための機能・コミュニケーションのための場作りへ

企業の7割以上がコロナ禍が落ち着いた後もテレワークを継続するというデータもあり、オフィスは働く場所の選択肢の1つに過ぎないという認識が定着してきました。
ただ、在宅ワークが中心の働き方に全面移行させるのではなく、オフィスは「一人で集中」や「みんなでコミュニケーション」といった目的に応じて設備やデスクの配置を最適化させる方向に向かいテレワークでの問題を補完する場所としての役割に特化させ、言わば「ハイブリッド型の働き方」が主流になると考えられています。
オフィス_コミュニゅケーション
業種によってはテレワークの導入が難しかったり、導入したものの生産性の低下や社員同士の交流や一体感を生むという面で限界を感じるようになり、オフィスを働き方の主体と再認識する企業も出てきています。

自然を取り入れた「バイオフィリックデザイン」オフィス

「バイオフィリック」とは、”バイオ(生命・自然)”と”フィリア(愛好・趣味)”という言葉から生まれた造語で人間が本能的に持つ「自然とつながりたい」という欲求に基づいたデザイン手法であり、植物や水・自然音を取り入れた環境では「幸福感や生産性・創造性が約15%高まる」といった調査結果があるようです。
現代では都心部で働くビジネスマンの大半が自然に触れる機会が少なく、「バイオフィリックデザイン」を求めるのは自然なことと考えられます。
既にGoogleやAmazonといった海外企業では広くオフィスデザインに取り入れられており、日本でも、オフィスが働き方の主体と考える企業の多くが注目し「オフィスで一緒に働くことでアイディアの創出や生産性を高める」といった目的での新しいオフィス環境作りが始まっています。
オフィスに自然を取り入れた「バイオフィリックデザイン」

新たにカフェスペースを設けることで社員同士のコミュニケーションを促したり、スペースをゆったりととることでリラックスした状態で自由な発想を促したり創造性を高めるための空間作りが増えきています。

オフィス空間でグリーンが使われている施工事例を豊富に揃えていますので、是非、参考にして下さい。

オフィスでの植物の効果と役割

1.室内の空気清浄・保湿効果

観葉植物 効果
植物は光を浴びることで光合成を行い、二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すことで室内の空気を浄化してくれます。
また壁紙や家具から発生するホルムアルデヒドやベンゼン等の化学物質を吸収し、人体を有害物質から守ってくれる効果や消臭効果があると言われています。さらに、空気が乾燥している時には根から吸収した水分を葉から蒸発させ室内の湿度を適度に保ってくれる保湿効果もあります。

2.コミュニケーション促進や生産性の向上

観葉植物 生産性の向上
植物には気分を落ち着かせ心を癒す作用があります。ワーキングスペースにグリーンがあることで
リラックスした気分になり自然とコミュニケーションが活性化され、業務連携の向上や生産性の向上、社員の満足度UPといった効果が期待できます。

3.眼精疲労の軽減や癒し効果

観葉植物 癒しの効果
テレワーク等、パソコンを使ったデスクワークにより眼精疲労や肩凝り・頭痛に悩ませられている方も多いのではないでしょうか? 植物の緑色には癒し効果や眼精疲労を軽減してくれる効果があると言われ、また、植物から放出されるマイナスイオンが目の疲れだけでなく体全体の疲労を軽減し、リラックス効果をもたらしてくれます。デスク上に小さなグリーンを置くだけでも効果を実感できると思います。
こういった効果や役割に着目した企業を中心に、出社率の減少に伴い生じた空スペースを利用して新たにカフェスペースを設けたり、観葉植物を置いたりといった動きが活性化してきています
それでは、オフィス環境に適したグリーンや実際の使われ方を見ていきましょう!

オフィスに最適なフェイクグリーンの特長

グリーンには大きく分けて、生きている「生の植物」と、人工的に作られた「フェイクグリーン」の2種類があります。それぞれに特長やメリット・デメリット、扱う上での注意点がありますが、こちらではオフィスに最適な「フェイクグリーン」の特長をご紹介したいと思います。

衛生的で水やりなどの手間や専門知識不要、メンテナンス簡単!

「生の植物」は水やりや剪定、落ち葉処理などの定期的なメンテナンスが必要となりますがフェイクグリーンではそういった手間がほとんど掛かりません。経年劣化した場合には交換が必要となりますが、日々のお手入れは必要なく、定期的にホコリを掃除するだけでキレイな状態が長持ちします。水やりや空調管理ができない長期休暇がある職場やオフィスに最適なグリーンと言えます。
フェイクグリーン_メンテナンス簡単

本物と見間違えるほどリアルなクオリティ!

フェイクグリーンは、造花やアーティフィシャルフラワー、人工観葉植物とも言われ人工的に作られた植物の呼称として用いられます。最近ではフェイクグリーンの質も高まり本物と見間違えるほどのクオリティになってきています。お近くの施設や店舗で目にしているグリーンが実際にはフェイクグリーンであるというケースは多いと思います。
フェイクグリーン_クオリティー
土を使用しないので、生の植物では難しい壁面や天井といった場所に設置することができ、従来には無かったグリーン演出が可能な点もフェイクグリーンの特長の一つです。
また最近では、水に強く耐久性のある屋外用のフェイクグリーンが開発され設置出来る場所が広がってきています。

ランニングコストがかからない!

大掛かりな水の循環設備が必要な壁面緑化やレンタルの観葉植物と異なり、設置後のランニングコストがほとんど掛からないのもフェイクグリーンの魅力です。品質やリアルなクオリティの向上により生の観葉植物やレンタルグリーンから、人工樹木やフェイクグリーンのアイテムに置き換える企業が増えています
フェイクグリーン_ランニングコストがかからない


フェイクグリーンは、自然環境を取り込んだ空間デザインなどの緑化ニーズの高まりにより、商業施設やオフィスなどの内装アイテムとして広く使われるようになってきました。お近くのスーパーマーケットの休憩スペースや得意先の商談室などの壁面緑化や観葉植物が、実際にはフェイクグリーンが使われているケースはよくあります。オフィスの環境改善、商業施設の内装アイテム、ホテルのエントランスなどのくつろぎ空間作りなどにフェイクグリーンは使われています。

オフィスでのフェイクグリーンの使い方をご紹介!

オフィスや施設のグリーンと言えば「観葉植物」をイメージされる方も多いでしょう。先程もご紹介しました通り、フェイクグリーンは「生の植物」では難しかった場所への設置やフェイクグリーンならではの演出や多様なアイテムが充実しています。
実際の使われ方を通じてフェイクグリーンの特長や魅力をご紹介したいと思います。

玄関やエントランスで魅せる『壁面緑化』

玄関やエントランス、受付やロビーは企業や施設の顔とも言える象徴的な場所です。始めてお越しになるお客様をインパクトのある大画面の壁面緑化でお迎えすることができ、企業イメージの向上や印象に残る演出を行うことが出来ます。
フェイクグリーン_壁面緑化
照明を効果的に使い陰影を生じさせることでより立体的で迫力のある見せ方が出来るのも熱や乾燥に強いフェイクグリーンの特長でもあります。また、1本1本植栽する訳ではなく、予めフェイクグリーンが植栽された60cm角程度のパネルを並べて取付けていくだけの手軽さも特長です。

新たな空間を創造する「グリーンパーテーション」

出社率の低下により生じた社内の空きスペースを活用するために、新たにカフェスペースを設けたりコミュニケーションを促すためのミーティングスペースを作る企業が増えている中で、手軽にスペースを仕切り新たな空間を作り出せる「BOXプランター」が注目されています。パーテーション等の設置工事を必要とせず置くだけの手軽さが最大の特長です。
フェイクグリーン_パーテーション
感染症対策のため、ワークスペースでの密にならない動線作りやソーシャルディスタンスを確保する目的でのデスクや家具の配置替えをきっかけに、新たに「BOXプランター」や「グリーンパーテーション」を設置される企業や施設が増えています。

空きスペースや卓上を彩る「卓上ポット」

オフィスにグリーンを導入する際に「どこに設置する?」と悩まれる方は少なくありません。そういった時に我々がおすすめするのが「卓上ポット」です。空きスペースやデスクの上に置くだけでグリーンの効果を実感することが出来る手軽なグリーンアイテムです。
フェイクグリーン卓上ポット
一般的に緑視率10~15%の空間が心地良い快適空間の目安と言われています。デザインポットはデスク周りやミーティングスペースでの緑視率を高めて、リラックスして業務を行える空間作りのマストアイテムです。
グリーンモードは、オシャレ、癒し、自然、安らぎなどグリーンのもつ良さを生かした、空間を魅力的に演出するグリーンスタイルです。イメージに合わせて選べる演出スタイルが充実しており、居心地がいい、リラックス空間が作れます。舗・施設・オフィスの空間を演出する、便利で使いやすいアイテムが揃っています

オフィスグリーンの施工事例をご紹介!

コミュニケーションの活性化、集中力アップによる業務効率・生産性の向上や、リラックスやストレス軽減による快適な空間作りなどを目的として、様々なお客様に当社のグリーンアイテムをお使い頂いております
実際の設置事例や、ご使用して頂いたお客様の感想や評価をご紹介しております。これからグリーンを導入したいとお考えの方は是非ご覧下さい。

シーン別おすすめコーディネート例をご紹介!

快適なグリーン空間を作る上で、押さえておくべき3つのポイントがあります。
①グリーン空間の「見せ場」を作る ②空間全体にバランス良くグリーンを配置する ③グリーンスタイルを選びコーディネートする
こちらでは一般的にグリーンが使われることが多いシーンを中心にコーディネート例をご紹介しています。ポイントやノウハウが満載の内容となっておりますので是非ご覧ください。
グリーンモードでは、いろいろなシーンで使える「豊富なグリーンスタイル」を取り揃えております。グリーンを手軽に取り入れて働きやすいオフィス空間を作ることができます。⇒施工事例の一覧はこちら

オフィスに植物を取り入れた「バイオフィリックデザイン」が注目の理由⁉まとめ

いかがでしたでしょうか? 新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけにオフィスの機能や役割が変化しつつあります。インターネットの普及やデジタル機器の進化により働き方や業務内容も大きく変わってきました。
そういった中でオフィスを利用する社員やお客様にとって、働き易い環境作りとして『バイオフィリックデザイン』が注目されるようになってきたことは必然的な変化なのかも知れません。
オフィス_バイオフィリックデザイン

目的や働き方に合わせて環境や設備を最適化させる時代とも言えますが、主役はあくまでも我々人間です。時代や環境が変わっても、そこで働く人が求める快適さやコミュニケーションの重要さは普遍的なものです。そういった環境作りの1つのアイテムとして「フェイクグリーン」に興味を持って頂ければ幸いです
 

店長
今回は、オフィスに植物を取り入れたバイオフィリックデザインについてご紹介しました。人間が本能的に持つ「自然とつながりたい」という欲求に基づいたデザイン手法であり「オフィスの緑化」といった形で”新しいオフィス環境作り”が活発化してきています。是非、オフィス空間に取り入れてみて下さい。
グリーンモード.jp 店長 河端孝幸
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