オフィスのエントランスにフェイクグリーンを使ったデザイン事例

オフィスエントランスの施工事例

オフィスエントランス

オフィスの「顔」であるエントランス。特にオフィスの場合は殺風景になりやすいですが、フェイクグリーンを使っておしゃれで居心地のいい空間に変えてみませんか。
本物の観葉植物そっくりの鉢植えタイプのプランターからパーテーションなど、種類やデザインも豊富です。フェイクグリーンを使うことで、オフィスのエントランスのイメージやデザインを大きく変えたり、狭い空間を広く感じさせたりする効果もあります。今回はフェイクグリーンの解説やその使用事例なども含めてご紹介いたします。

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【今回の記事のポイント】
✔︎フェイクグリーンを使ったオフィスエントランスの事例がわかる
✔︎オフィスエントランスにおすすめのフェイクグリーンがわかる

更新日:2023/5/15
初稿:2022/10/25

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フェイクグリーンとは?

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フェイクグリーンとは、本物の植物を模してつくられている、人工の観葉植物の総称です。一説によると、フェイクグリーンは北欧で誕生したとも言われ、冬場の日光照射量の少なくなる時期であっても観葉植物が楽しめるように作られたそうです。フェイクグリーンは主にプラスチック系の素材でできているため、生きている植物とは違い、いつまでも枯れることなくそのままの状態を保つことができます
水やりなどの世話の必要性がないため、植物を育てるのが苦手な人や、植物には向かない場であっても気楽にインテリアとして取り入れられます。

店舗事例

現在、フェイクグリーンは身近なインテリアアイテムとして普及しており、オフィスビルや商業施設、飲食店などで用いられる機会も増えました。特に飲食店においてフェイクグリーンは重宝されています。
なぜなら、生きた観葉植物を使うと衛生管理が難しくなるからです。土や水は食中毒を起こす細菌を発生させる原因となりかねません。しっかり管理をしないと場合によっては、観葉植物がコバエなどの不快害虫の発生場所となることもあります。

しかし、フェイクグリーンならそのような心配はありません
設置した後、特段に誰かが世話する必要もありません。ほこりを落とすなどの普通の掃除さえしていれば、長く美しい状態を保つことができ快適に使い続けることができます。
メンテナンス

近頃では「世話が不要」「衛生的」「いつまでも美しい」「環境を気にしなくてよい」といったフェイクグリーンの利点が注目されるようになり、飲食店にとどまらず、オフィスでフェイクグリーンを用いる企業が増加しました
ビジネスシーンでも、張り詰めた空間よりも開放的でナチュラルな空間づくりがされている場所で業務する方が好まれています。

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また、オフィスにフェイクグリーンを置けば、従業員や社員が働きやすく、居心地の良いオフィス環境が手軽に手に入ります。人工的とはいえ、植物が目に見えると人は安心感が得られ、コミュニケーションの活性化にも繋がります。
緊張状態が続いている状態とは異なり、リラックス空間での仕事は、持っているポテンシャルを最大限に引き出してくれるかもしれません。フェイクグリーンの色は、視覚効果から張り詰めた気持ちをやわらげ、リラックスした気分を与えてくれます。

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壁面緑化で狭いエントランスも解決!

最近ではグリーン化によって癒し空間を作ろうとしている企業が増えています。移転やリニューアルを機会に明るく清潔感のあるオフィスレイアウトにイメージを変えてみたり、自社のコンセプトに沿った空間づくりを依頼されることもあります。
中でも採用が増えているのがフェイクグリーンによる壁面緑化の事例です。多くの企業が壁面緑化によってエントランスや室内空間に広がりを付けています
壁面緑化

壁面緑化とは植物で作ったパネルを壁や柱などに張り付けることで室内を緑化することです。
オフィスエントランスを壁面緑化させれば、狭い空間に広がりや奥行を与え、さらにリラックスのできるおしゃれな空間が作り出せます。壁面緑化をする際にはさまざまなアイテムやアイデアと組み合わせるのがおすすめです
以下では実際の事例から、壁面緑化と相性の良いおすすめのアイデアを紹介します。

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ライトの使い方で単調化を防ぐ

壁面緑化されたオフィス内は、グリーンの優しい雰囲気と清潔さ、そして鮮やかな色合いがとても魅力的です。しかし、同様のフェイクグリーンのパネルを張っただけでは、色味や向き、雰囲気などが単調なイメージになってしまう可能性も考えられます。

そんな中、単調化を防いだ事例として照明をうまく使った空間づくりが好評です。一般的なシーリングライトやダクトレールを使ったペンダントライト、ダウンライトなどを用いたオフィスの例が挙げられます。

施工事例

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ライト(照明)を活用すれば、植物の凹凸を強調できるので、壁面緑化した壁に立体感を付けることが可能です。壁面に光を当てることで、植物の陰影をはっきりさせ、単調さを和らげることができるからです。
所々に種類の違うフェイクグリーンやアートパネルをはめ込み、その部分だけライトで照らせば、エントランスのおしゃれさや高級感をアップさせることもできますし、人の目に留まるアートのようにも楽しめるでしょう。

屋号 フェイクグリーン

会社の屋号と合わせて飾り、ライトアップすることで一味違った演出も楽しめます。
また、スタンド看板などの商品もございますので、エントランスに行くまでの案内としても使えます。

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サインの利用で奥行演出

前途でもお話ししましたが、サイン(看板)にフェイクグリーンを使うことで叶えられる演出もございます。
壁の向こう側にまで空間が続くような奥行を与えたいのであれば、緑化させた壁の前面に社名やロゴ、部署名などを入れたサインを置くのが効果的です。グリーンのパネルと相まってアイキャッチも高まります。また、パネルの前に置くサインをアレンジするのも良い方法です。

例えば、ネオンサインをグリーンのパネルの前に置くことでレトロ感を演出するなんてこともできますし、コーポレートカラーでまとめ、統一するのも良いでしょう。扱っている製品や、提供しているサービスなど、業種のジャンルや企業イメージを意識・考慮した上で、設計・デザインすることが大切です。

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サインのバックパネルにライトを仕込めば、グリーンの中に名前が浮いているような演出もできます。このスタイルは落ち着き・清潔さ・高級さを感じさせられるエントランスになりやすいため、オフィスだけでなく医療機関やエステティックサロンなどでよく見られる手法です。

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天井に空間を広げるアイデア

壁面緑化だけにとどまらず、天井にまで創意工夫を施すのもよいでしょう。壁面緑化されたエントランスの事例では、しだれ感のあるフェイクグリーンを天井や壁上部から足らしたものが多くみられます。このようにすることで自然の中に溶け込んだような印象をエントランスに持たせられます。
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天井にフェイクグリーンを仕込めば、上方部に向けて空間の広がりが感じやすくなるため、狭いエントランスで感じやすい息苦しさを解消してくれます。また、オープンスペースと一体になったエントランスでは、外部との境界が曖昧になりやすいものです。しかし、天井からグリーンを垂れ下がらせることで、特別な空間に入ったということを言外でお客様にわかってもらえます。

ライトの周辺にフェイクグリーンを配置することで、森の中の木漏れ日の様なイメージのエントランスにすることも可能です。なお、天井やライト周りにフェイクグリーンを仕込む際には、ライトや電源との接触に気を付けてください

壁の一部をフェイクグリーンに!

壁面全体を緑化させずに、部分的にフェイクグリーンをはめ込むことで、壁裏に空間が続いているように感じさせることが可能です。

SNS映えもある!フェイクグリーンの森を壁の向こうに作る事例

施工事例

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フェイクグリーンの森の中にエントランスがあるような事例を紹介します。この事例のエントランスでは、天井まで一列にフェイクグリーンが埋め込まれており、壁とフェイクグリーンがストライプ状になっていてSNS映えも期待できます。

壁とグリーンが交互に見えるようにすることで、エントランスの壁を「柱」のように見立て、まるでフェイクグリーンの森の中に柱が立っているように見えるようにしました。これによって狭いエントランスに視覚的な奥行き感を与え、洗練された空間を作ることに成功しました。

フェイクグリーン
この事例のようにフェイクグリーンを設置する場合、壁の一部を削るなどの工事が必要です。施工はリフォーム会社などに相談するとよいでしょう。

壁紙と合わせることで自然を演出!アレンジして森のように見立てた事例!

フェイクグリーンをより効果的に使うコツは、他のアイテムと組み合わせることです。その好例として、まるで森の中にあるかのような雰囲気を作りあげた事例が挙げられます。
フェイクグリーン 壁面

この事例では、内装の壁紙を木目調がリアルに印刷されたものに張り替え、そこに合わせてフェイクグリーンを配置しました。このようにすることで、印刷の木に本物のような質感を感じさせられます。さらに、フェイクグリーンと印刷された壁紙との距離が、フェイクグリーンの森に立体感を感じさせ、どこまでも奥に続いているかのように錯覚させます。

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「窓」を作って奥行を感じさせた事例

狭い空間に広がりを見せるコツの1つとして「窓を作る」というものがあります。窓は存在するだけで窓から見える景色が、その奥に広がりと空間をイメージさせてくれます。ウッドハウスをイメージしたエントランスを作り、窓があるといいなと思う部分にフェイクグリーンを配置して、窓に見立てたという事例があります。

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このようにすることで、実際には存在しない自然によってエントランスが包み込まれているかのようなイメージを与えます。ただ広さを感じさせるだけでなく、無機質になりやすいオフィスや施設に清涼感を与えるフェイクグリーンの使い方です。

また、併せてグリーン装飾スタンドなども配置することで、空間の一体感を図ることができます。

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フェイクグリーンをパーテーションに

エントランス部分とワーキングスペースの分離にパーテーションを使っているオフィスは少なくありません。しかし、一般的なパーテーションはスペースの違いを明らかにしてはくれても、空間を広くは見せてくれません。

しかし、フェイクグリーンをパーテーションとして用いれば、適度な隙間があくため、一般的なパーテーションよりも奥行が感じられるようになります。それによってエントランス空間を広く感じさせることが可能です。

鉢植えをパーテーションとして使った事例

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従来のパーテーションでは目隠しはできるものの、「壁」としての効果が高く、エントランスの狭さが強調されるという問題がありました。それを解決した事例が、鉢植えをパーテーションとして使ったというものです。高さのある複数の鉢植えを並べれば、パーテーションとして使うことが可能です。

高さの異なる鉢植えを複数配置して、庭を挟んでオフィススペースがあるかのように演出。このようにすることで、目隠し効果を失うことなく空間を分離させ、広さを感じさせるおしゃれ空間を誕生させました。

※イメージ画像は、GR5008 、GR5009  

なお、鉢植えを使わずともフェイクグリーンによって作られたパーテーションを用いても、類似した効果を得ることが可能です。オフィスのエントランスに求めるイメージや空きスペースに応じて選択するとよいでしょう。
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ボックス型のフェイクグリーンをパーテーションとして使う

施工事例
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エントランスとワーキングスペースの境界に物を置けないオフィスもあるでしょう。そのようなオフィスではボックス型のフェイクグリーンを使う事例が多くなっています。これならばエントランス側にあるデスクの上に配置するだけで、パーテーション代わりに使えるからです。デスクに置かれた観葉植物は、働く人のストレス軽減にも役立ちます。レイアウトを変えずにできるので狭小オフィスにおすすめの手法といえるでしょう

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空きスペースに小庭で広がりを作る

狭い空間であっても使わない空間やデッドスペースは存在するものです。そこにフェイクグリーンを配置すれば、空間をおしゃれにするだけでなく、空間に広がりを与えることが可能です。

小さな庭で空間に広がりを与えた事例

施工事例

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例えば、エントランス脇のスペースにフェイクグリーンで小さな庭をこしらえた事例があります。自然物を模したオブジェクトは、奥に広がりを感じさせる効果があります。この事例では、エントランス側とワーキングスペース側のどちらからも見える場所に小さな庭を設置。小さな庭の効果で、どちらのスペースから見ても空間に広がりが感じられるようになり、オフィスの狭小感を打ち消しました。
こちらで使用されているフェイクグリーンは連接樹木です。

枯山水やドライガーデン風に

小さな庭をさらにアレンジして、枯山水やドライガーデン風にした事例もあります。枯山水は日本では昔から愛されてきた楽しみ方の一つで、ドライガーデンは砂漠など乾燥地帯を好む多肉植物やサボテンなどを使用して創られるお庭を指します。

ブラックロックやイエローロック、ブラウンロックなどの石や砂利を敷き詰め、その中にフェイクグリーンを多数配置することで、室内に枯山水やドライガーデンのような雰囲気を作れます。もし、生きた植物でオフィス環境の中に庭をあつらえるとするとその手入れは大変です。

ドライガーデン 枯山水

しかし、フェイクグリーンならどのような庭でも思いのままにデザインできます。フェイクグリーンの強みの1つが「育成環境の違う植物を並べられる」という点です。例えば、乾燥を好む多肉性の植物と、湿気や水分が必要なシダなどは、同じ環境で育てることはできません。フェイクグリーンなら乾燥環境にある植物に、シダやツタ植物でアクセントを付けることも可能です。

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エントランスをおしゃれに知識まとめ

エントランス

人工観葉植物の総称であるフェイクグリーンですが、近頃では品質が向上し、様々な場所で使われるようになっています。アイデア次第ではオフィスの狭いエントランスに奥行や広さを感じさせることも可能ですし、何よりも素敵でおしゃれな雰囲気や空気感を演出してくれます。

エントランスの見栄えがいいと訪問してきたお客様にも好印象を与えてくれますし、気持ちのリセットやリフレッシュにも繋がります。また、エリアごとに工夫することもおすすめです。例えば、会議室・ミーーティングルームなどはシンプルな印象に仕上げ、受付や応接室は少し上品な感じにしてみる。反対にワークスペースはカジュアルでリラックスできるように表現するなど、目的に合わせた空間づくりをすることで無意識に気持ちを切り替えることが可能になります。

こういった空間の作り方の知識を持ち、演出するのとしないのでは大きな差が出ます。
これまでお話ししてきた知識や解決策を元に、現在のオフィス環境をより良くしたいと考えているなら、フェイクグリーンの導入がお勧めです。
冒頭でもお伝えしましたが、特にオフィスのエントランスは「会社の顔」とも言われ、第一印象をも決めてしまう重要な部分です。「衛生管理」「キレイな状態を維持できる」「手間要らず」といった面をみてみても、理にかなったアイテムではないでしょうか。

会社のブランディングも含め、今回ご紹介した事例を参考に、ぜひオフィスのエントランスにフェイクグリーンをご検討ください。

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