観葉植物【ウンベラータ】について
ウンベラータは「フィカス・ウンベラータ」と言いクワ科の観葉植物で常緑高木になり、熱帯アフリカが原産となります。フィカス属はとても人気が高い観葉植物で通販モールやショップでの検索上位にヒットしたり、カテゴリが設けてあったり、店舗でもランキング上位に入る人気の高い樹木です。フィカス属であるウンベラータの花言葉は「すこやか」「永遠の幸せ」「夫婦愛」などがあり、風水でもよいとされています。
パキラやモンステラと同じく、お祝いのギフトやプレゼントとしても人気です。花束やブーケも良いですが観葉植物は花より長く楽しめるため、新築祝い、結婚祝いなどの贈り物にも喜ばれます。
インドゴムの木などと同じイチジク属の仲間でもあり、独特の樹形とハート型の大きな葉っぱが特徴的です。観葉植物の中でも大きくなるタイプの植物で、日本で販売されているものの多くは50cm~150cm程度のサイズのものが一般的になります。上手な育て方や正しい方法で管理をするとしっかり高さのある大きいものへと成長します。上級者は幹を曲げて樹形を楽しむ方もいます。
ウンベラータと同じゴムの木の仲間関連には「ガジュマル」という植物もあります。
【この記事のポイント】
✔︎ウンベラータの育て方がわかる
✔︎ウンベラータのフェイクグリーンの魅力がわかる
初稿:2021/10/13
日照と高温多湿の環境を好み、夏場は屋外で管理することも可能。それなのに、実は耐陰性もあり、室内で通年を通して生育できる観葉植物です。
ただし、フィカス属ウンベラータは原産地がアフリカということもあり、耐寒性はなく、冬場は必ず温かい室内でしっかり管理することが求められます。
新芽が出ると赤みを帯びた薄皮にくるまれ、成長するにつれキレイな緑色に変化します。日光が足りない場合には葉が黄色くなり落葉しますが、暖かくなると新たに芽を出します。フェイス・ウンベラータを繁殖する際は、挿し木か取り木で行いますが、なるべく暖かい時期に行うのがベストです。また、肥料やりや植え替えをする場合にも同様です。
乾燥によってハダニなどの虫が付くこともありますが、観葉植物ならではの葉水を行うなどしてケアしてあげると予防になります。
フィカス・ウンベラータはフェイクグリーンでも人気がある商品になります。フェイクグリーンとは人工観葉植物とも言われ、造花やアーティフィシャルフラワーと同様に人工的に作られた植物のことを言います。本物と見分けがつかないようなリアルな色と質感を楽しめるので、育てるのが苦手な初心者や、店舗、企業にも近年とても人気が高くなっています。
フィカス・ウンベラータは人工樹木の樹木プランターや組合せプランターとしてもよく選ばれる樹種です。
根元のグリーンや土台のプランターを選ぶこともできるので空間に合わせてカスタマイズできます。グリーンの色味もまばらで観葉植物の自然な感じがよく再現されているおすすめの樹木プランターです。
写真の商品はこちら⇒GR5002 ウンベラータ H1900
ウンベラータの栽培する時のポイント
置き場所や日当たり
ウンベラータは明るい日陰の環境が育ちやすいです。室内であればカーテンレース越しに日光が当たる窓際や、日中の直射日光が差すリビングなど半日陰が置き場所としてはおすすめです。リビングに置くと空間のアクセントやシンボルツリーとしても存在感を放つ観葉植物です。
もし、屋外で栽培であればあまり直射日光が当たり過ぎる環境に置かれると葉が焼けて枯れる場合があるので、徐々に慣らしつつ、多少日陰が確認出来るような環境である玄関やエントランスに置くことがよいかもしれません。
また、風通しや空気の循環が悪いと害虫が発生する原因にもなるので、風通しのよいところで管理するとしっかりと健康的に育ちます。室内ではエアコンなどの風が当たり過ぎると傷み枯れる場合もあるので、冷房や暖房の気温管理にも注意が必要です。
水やりや土
ウンベラータの水やりのタイミングは表面の土が乾いてきたらたっぷりの水を与えてください。ただし、冬場など葉を落とし休眠状態にある場合は水やりを控え、脱水気味に管理しても大丈夫です。
表面にバークチップや化粧砂なんかを敷くのも害虫予防としては良いようです。
その他にも、温度環境のお話をすると、夏の暑さには強い観葉植物ですが、寒さには弱いので冬の時期には屋外で育てているものは室内へ、室内であってもなるべく温かい場所へ移動させないと枯れる可能性が高いです。冬の気温の低さが原因で葉が黄色に変色し葉が落ちることがあります。
特に寒冷地で積雪がある地域など、凍結を起こし枯れることもあるので気を付けましょう。温かい場所に移動させると休眠をせず、そのまま成長を続けることもあります。
肥料なども特に必要はないですが、与えるとそれなりに伸びて成長します。ただし、肥料を与えるのであれば冬は避けて、春から秋の生長期に行うのがいいようです。
水やりなどのお世話が難しい方はフェイクグリーンがおすすめです。日当たりや置き場所も気にしなくていいので気軽にグリーンを楽しめます。
ウンベラータの増やし方やお手入れ
ウンベラータは比較的増やしやすい樹木でもありますが、それなりに注意も必要です。
初めに購入する際にはよく確認し、病害虫に注意して健康なものを探すようにしましょう。先ほどもお伝えした通り、ハダニやアブラムシが付いている株を購入してしまうと弱ってしまい枯れる場合もあり、他の観葉植物の生長環境にも影響を与えかねません。
また、種から始めたいとお考えの方に関しては、生長過程にあるフィカス・ウンベラータから直接種を取り出すことは難しく、種の販売数も少ないので容易ではないかもしれません。その為、増やしたいとお考えでしたら挿し木や植え替えという方法が一番でしょう。
植え付けや植え替え
ウンベラータを植え付けしたい場合、暖かい季節の5月以降が最適です。挿し木や取り木をするのにも湿度が多い6月頃がおすすめです。根がまだ出ていないものに関しては根が出るまでに湿った土で管理するか、水耕栽培で根を出してから土に植替えるのがよいでしょう。
ウンベラータの根は丈夫で伸びやすいです。そのため、植替えをせずに長期的に置いておくと鉢が根っこでパンパンに詰まってしまいます。根っこばかりが成長し続けると葉や枝・幹の生長の妨げになるので出来れば数年に1度大きな鉢に植え替えるという方法を取ることですくすくと育ちます。
ただし、あまり大きく育てたくないという方は、根っこを少し切り落とし、植木鉢のサイズは変えずに新たな土で植え替えを行ってあげると大きくなりにくいです。
剪定や切り落とし
フィカス・ウンベラータの生長は温かい季節に伸びるので、その間で剪定をするのが望ましいです。
古くなった葉や密集しているような部分の葉っぱは剪定して整えるという方法を取ることで、その後の生長を促します。剪定用の園芸ハサミやナイフを使う方もいらっしゃいます。
剪定をする際に枝から樹液が出ますが、皮膚に触れることでかぶれなどを起こす可能性もあるので注意してください。剪定に限らず、観葉植物をお世話する際には土や水、肥料を触ることが多くなるので軍手やゴム手袋の着用がおすすめです。
また、ウンベラータは枝の生え方や曲がり方が特徴的でもあります。そのため、インテリアとしてもかっこよく見せたいとか、理想のスタイルがあればワイヤーなどを使って盆栽のように動きを作ることも可能です。伸びだしてきた若く柔らかい枝にワイヤーを巻き付け、向かわせたい方向に軌道修正する方法を取ると、それに沿って伸びていってくれます。
下記カレンダーのように、ウンベラータを上手に育てるには管理のタイミングがあります。8月など猛暑が続く日の植替えは避け、冬場は休眠期間に入るのでなるべく触らずそっとしておいてあげるといいでしょう。(※室内の温かい場所であれば休眠をしない場合もある)
ウンベラータの育て方タイミングカレンダーはこちら
このように、生きた観葉植物はフィカス・ウンベラータに限らずお世話や管理の他にもタイミングや時期も気にしなくてはなりません。しかし、人工観葉植物であれば、そういった時期や季節に合わせた置き場所なども一切気にせず、通年で楽しむことができるのが魅力です。
これはフェイクグリーンの最大のメリットとも言えるでしょう。
この最大のメリットに気付いた企業や会社、事務所などの法人様は賢く空間デザインを考えているのかもしれません。枯れることもなく、管理をせずともキレイな状態であってくれる。そして、トータルで考えるとコスト削減にも繋がります。皆さんも是非、メリットの多いフェイクグリーンで魅力的な空間デザインを考えてみませんか?
観葉植物のウンベラータについてまとめ
ウンベラータはお部屋のインテリアとしても人気の高い観葉植物です。
葉の形状や枝の曲線、大きさやスタイルなどがおしゃれでナチュラルな雰囲気を演出してくれます。
部屋の隅に置いてシンボルツリーとして飾る方もいれば、玄関やエントランスにてアクセントとして置く方もいらっしゃいます。キッチンやダイニングテーブルの近くに置いても癒し効果や鮮やかなグリーンによって居心地のよい魅力的な空間にしてくれます。
ウンベラータの大きな葉っぱは温暖な気候で育つ観葉植物の特徴でもあり、たくさんの日光を浴びようと放射状に広がります。
サイズも大型のものが好まれているので花屋さんやホームセンター、インテリアショップなんかでも大型のものを中心に取り扱っていることが多いです。
新芽や古い葉で緑色のカラーも異なり、どんな空間にも合わせやすく育てやすい観葉植物です。
空間にフェイクグリーンの壁面緑化があったり、壁掛けや鉢植えのポットを設置して、シンプルな空間でもコーディネートのポイントとなり、飾りやアクセサリー感覚としても楽しめます。目的や用途に合わせて選ぶと統一感やまとまりのある空間演出が出来ます。
是非、オフィスインテリアや空間デザインでウンベラータのような樹木をお考えの方はフェイクグリーンも併せて検討してみてはいかがでしょうか?
枯れる心配もなく、手間や管理が不要で、常にキレイな状態を楽しめ、種類も豊富なフェイクグリーンの観葉植物はインテリアアイテムとしては魅力的で最適です。
監修者からのメッセージ
監修者:河端 孝幸(インテリア、住宅、建築業界25年以上従事)
販売実績80,000台以上、業者様販売実績2,800社以上
インテリア、住宅、建築業界での経験とノウハウを生かし、設計施工業者様、クライアント様が満足するフェイクグリーンの装飾品を企画・販売しております。フェイクグリーンは手軽に取り入れられることや手間や管理がかからないことが魅力です。インテリアアイテムとして空間演出をお考えの方はぜひ、フェイクグリーンをお試しください。