水のいらない植物が観賞用として便利な理由とは?

水のいらない植物が便利な理由

フェイクグリーン
観葉植物を楽しむには毎日のこまめなお手入れが不可欠ですが、手間がかかるという問題があります。また、土を室内に置く形になるので衛生管理にも注意しなければいけません。その点、水のいらないフェイクグリーンは土なしの状態で飾ることができます。育つことのないフェイクグリーンは水やり不要なので手入れなしというメリットもあります。インテリアとしても手軽に彩りを添えることができるフェイクグリーンについて学びましょう。

今回の記事のポイント
・フェイクグリーンの特徴がわかる
・フェイクグリーンを長持ちさせるコツがわかる

更新日:2023/7/26
初稿:2022/8/24

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フェイクグリーンの基礎知識

本物の植物に似せた人工物

人工芝 フェイクグリーン

フェイクグリーンは直訳すると偽物の緑になります。緑は植物を意味する言葉でもあるため、フェイクグリーンは本物の植物に似せて作った人工物の名称として用いられるのが普通です。野球場などで使われている人工芝もフェイクグリーンの一種ですが、本物の芝を植えずに人工芝を用いるのは手入れの手間を省くためです。人工芝はビニール繊維で作られた物が多く、いつまでも緑色を保ち続けます。また、成長することもないので芝の長さも変わらず同じ見た目を長く保つことが可能です。冬の時期になっても枯れることがなく、一年を通して鮮やかな緑色を楽しむことができます。

フェイクグリーン 壁面
人工芝だけではなく、鉢植えや壁面緑化にもフェイクグリーンを用いるケースは多く、とても人気が高いです。 鉢に入ったタイプはオフィスやショップ、壁面で使うタイプはイベントを行う会場や外壁など様々な場で使われています。フェイクグリーンは天候や気温、日当たりに影響されないので、常に鮮やかな緑色を見せる必要がある場での使用に最適と言えるでしょう。(上記写真商品: GR1159

フェイクグリーンは扱いが簡単

フェイクグリーン

フェイクグリーンの需要が多い理由として手間がかからず、扱いが容易なことが挙げられます。フェイクグリーンはプラスチックなどの人工物で作られているので本物の植物とは異なり、水やり不要です。また、土なしの状態でお部屋などに飾ることができるので、初心者にとっても扱いやすいポイントと言えます。忙しい人にとって手入れなしで扱うことができるフェイクグリーンは理想的な観葉植物と言っても過言ではありません。(上記写真商品:GM5715GM5710

また、風水としても観葉植物は重要な役目を果たしますが、枯らしてしまっては意味がありません。そのため、フェイクグリーンを採用するケースもございます。中には生を感じられないという方の意見もございますが、色や形から風水効果を得たりすることもあるので気になる方は調べてみるといいかもしれません。

置く場所を選ばないのがメリット

フェイクグリーン

本物の植物を元気に育てるには、たっぷりの水分と豊富な栄養を多く含んだ土が不可欠です。また、適度に日光を当てることも重要な条件ですが、屋内のすべてが観葉植物を置くのに適した場所とは限りません。窓が少なく日光が当たりにくい部屋もあれば、夏の日差しを当てすぎるのも良くないですし、衛生管理の問題から水や土を持ち込むことができない部屋もあります。そのような部屋でもフェイクグリーンなら植物の緑を添えて華やかな雰囲気を持たせることが可能です。サウナや冷凍庫など植物の生育に適さない場所にも置くことができることから、フェイクグリーンは置く場所を選ばないと言えるでしょう。(上記写真商品:GR3112 GR4279

フェイクグリーンの多様化

植物の瑞々しさを永遠に保つことが目的

古代ローマ
フェイクグリーンの歴史は古く、人が文明を持つようになった頃から石や金属で花や葉を模した装飾品を作るようになったと言われています。紀元前の中国では鉱石の一種である雲母で作った桃の花を縁起物として飾った他、古代ローマでは動物の皮をなめした生地で作った花や葉に色を塗り、本物のように見せた物を花瓶に入れていました。本物の植物が手に入る環境でありながらわざわざフェイクグリーンを作ったのは植物が持つ瑞々しさを再現し、永遠に保ち続けることが目的だったとされています

冬に枯れて次の年に再び地面から生えてくる植物は死と再生の象徴であり、その姿を模したフェイクグリーンを持つことで永遠の繁栄を期待したのです。フェイクグリーンは決して枯れることはないため、滅びや敗北などの不吉な事柄を避けるお守りとして珍重されていたのも事実です。

おしゃれな装飾品として幅広い層に広がる

葉 冠
宗教的な意味を持つ祭具として扱われていたフェイクグリーンがおしゃれな装飾品として使われるようになったのは中世のヨーロッパが最初とされています。衣服に彩りを持たせる飾りの装飾品として貴族などの富裕層の間で流行したのです。庶民の間でも広まったのは18世紀頃であり、この頃になると現在とほぼ同様に室内を飾ることを目的とした使用が一般的になっていました。当時のフェイクグリーンは布や皮、金属など人の手で加工された人工物の他、枯れた植物に色を塗った物もありました。

いずれも決して安価ではなかったものの、一年を通して植物の瑞々しさを楽しめることから広く普及したのです。現在のようにフェイクグリーンが作られるようになったのは20世紀になってからです。プラスチックやビニールなどの石油樹脂が実用化されたことにより、鮮やかな色合いと丈夫な作りのフェイクグリーンが急速に普及しました。現在でもフェイクグリーンの多くが石油樹脂製です。

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室内環境の改善を目的とした需要が増える

フェイクグリーン 室内
観葉植物の代用品として扱われることが多いフェイクグリーンですが、技術の進歩に伴い、今までとは異なる目的で使われるケースが増加しています。中でも、フェイクグリーンに光触媒の作用を持たせて室内環境を改善させるのは典型的な例です。光に含まれている紫外線が当たることで触媒作用が働き、ホルムアルデヒドなどの有害成分が除去されます。フェイクグリーンを置いて、日光や蛍光灯の光を当てるだけで空気を浄化させ、お部屋に籠っている有害成分を取り除くことが可能です。
薬剤を散布するなど手間がかかる作業は不要なので、誰にでも手軽に実施できる方法ですが、すべてのフェイクグリーンが光触媒の作用を持っているわけではありません。光触媒作用のないフェイクグリーンには、ホームセンターなどで販売されている光触媒スプレーを使用することも可能です。

販売先や自分で作る方法

フェイクグリーン

フェイクグリーンはその多くが鉢植えなどの観葉植物を模したデザインです。多くの雑貨店やホームセンター、生花店などで販売されています。デザインや大きさなど種類は様々なので用途や販売価格で選ぶのが無難です。また、埃を拭き取るなどのお手入れについても考慮することで飽きずに長く使い続けることができます。(上記写真商品:GR5006

フェイクグリーン
既製品では満足できないと感じる場合は自作する方法もあります。各部品がばらばらの状態で売られているdiyキットを使うのが手間のかからない方法ですが、ある程度手先が器用でなければ綺麗に仕上げるのは難しいと言えるでしょう。diyキットに頼らずすべてを自分で作る選択肢もありますが、技術力だけではなくデザインセンスも求められるので注意が必要です。 
フェイクグリーン
フェイクグリーンの自作は基本的に実在する植物の品種を参考にします。その理由は資料になる写真が入手しやすいためです。自作するは茎に相当する部分に複数の花や葉を取り付けるのが普通ですが、本物の植物をよく観察したうえで取り付け場所を決めるのが自然な仕上がりにするコツと言えます。最初から綺麗に仕上がるとは限らないので、何度も繰り返して作業に慣れることを忘れてはいけません。
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フェイクグリーンがおすすめ

徹底した衛生管理が必要な飲食店に適している

フェイクグリーン 飲食店

飲食店は業務の性質上、厳しい衛生管理が求められます。細菌感染や異物混入は決してあってはならないため、食材を汚染する要素は徹底して排除することが重要になります。そのため、微生物や様々な細菌が混在している土の使用が不可欠な鉢植えは置くことができません。土を使わない切り花も花瓶の水や植物そのものが細菌の温床になる他、稀に害虫が繁殖することもあるので華やかな見た目であっても本物の植物は避けるのが賢明でしょう。(上記写真商品:GR4252GR2529GR2534

フェイクグリーン 飲食店

衛生管理の問題を考慮すると、飲食店ではフェイクグリーンの使用がお勧めと言えます。土を使わず水やり不要なので不潔な状態にならず、害虫が発生する心配もありません。 

また、本物の植物は花から強い香りを出す品種があり、その香りが飲食店で扱う食品の風味を損なうおそれもあります。その点、フェイクグリーンは無臭なので強い香りによるトラブルは発生しません。(上記写真商品:GR4174 特注仕様)

小さい子供やペットがいる世帯に向いている

ペット 観葉植物

住宅でフェイクグリーンを用いる場合、特にお勧めなのが小さな子供やペットがいる世帯です。本物の植物には有害な成分が含まれている品種があり、誤って口にすることで中毒に見舞われる可能性があります。小さい子供やペットが誤飲して健康被害に見舞われるケースは少なくありません。小さい子供の力で簡単にちぎれてしまうことも誤飲事故が起こる原因となりますが、フェイクグリーンはその多くが丈夫な作りなので小さい子供やペットが誤飲するサイズにちぎれるリスクは低いと言えます。有害成分も含まれていないので中毒になってしまうおそれもないため、安心です。

お金をかけたくない人に最適

フェイクグリーン

鉢植えなど室内で植物を育てる人に多い悩みが出費額です。植物を育てるだけで出費が嵩むイメージは一般的ではありませんが、実際はお花の買い替えや肥料の購入などで家計が圧迫されるケースは珍しくありません。フェイクグリーンは1回購入すればその後はほぼ追加の出費はありません。肥料を与えたり土を入れ替えるなどの手間もかからず、病害虫を防ぐ薬剤も使わないので経済的に優れた装飾品となります。花の単価を比較すると本物の植物の方が安いケースは少なくありませんが、長い目で見れば買い替えも病害虫の予防も不要なフェイクグリーンこそ、お金をかけずに植物の美しさを堪能したいと考える人にぴったりです。 (上記写真商品:GR2553GR2550

アレルギー体質の人でも安全に扱うことができる

フェイクグリーン クリニック
フェイクグリーンは本物の植物のように花粉や汁を出すことはありませんので、その点がアレルギー体質の人に向いています。くしゃみや肌あれなどのアレルギー症状が発生しないので安全に扱うことが可能です。そのため、お祝いのギフトとしても人気の高い商品となっています。 (上記写真商品:GM1677GR3436

グリーンを長持ちさせるコツ

フェイクグリーン 長持ち
枯れることはなく、水も肥料も使わないフェイクグリーンはいつまでも使えると考えがちですが、扱いを誤ると状態が悪くなってしまう事実は否定できません。フェイクグリーンは色褪せや表面のひび割れなど直射日光によって起こるトラブルが多いことから、日陰に置くのが長持ちさせるコツと言えます。屋外に置く際も日陰に入る所を選ぶ、紫外線をカットする作用を持つコーティング剤を塗布するなど工夫も様々です。日々の汚れの付着も劣化を促進させるので、放置せずこまめに拭き取ると良いでしょう。丈夫な作りであっても日頃から丁寧に扱い、汚れを速やかに取り除くのが良好な状態の維持に繋がります。
フェイクグリーンに関することはこちら
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綺麗を保てるフェイクグリーン

フェイクグリーン

フェイクグリーンの魅力はしっかりした作りによって常に瑞々しさを感じる点です。基本的に水や土を使わないので清潔な状態を保てるのもフェイクならではのメリットと言えるでしょう。忙しいので水やりなどのお世話ができない、植物の生育に適さない場所でも緑の瑞々しさを楽しみたい人にフェイクグリーンは最適です。置き場所を選ばず、病害虫や根腐れなどが発生しないので多くの人にお勧めできます。(上記写真商品:GR1016GR1018GR4260 、GR4319GR2283GM1594GM1590

以上のことからフェイクグリーンは使い勝手がよく、デザイン性にも富み、さまざまな場所で採用されてきました。水のいらない植物で検索すると乾燥に強いエアプランツやチランジア、多肉植物と同様に情報が出てきます。ぜひ、オフィスや商業施設、店舗や事務所などで空間演出をお考えの方はフェイクグリーンも参考にしてみてください。

監修者からのメッセージ

監修者

監修者:河端 孝幸(インテリア、住宅、建築業界25年以上従事)
販売実績80,000台以上、業者様販売実績2,800社以上

インテリア、住宅、建築業界での経験とノウハウを生かし、設計施工業者様、クライアント様が満足するフェイクグリーンの装飾品を企画・販売しております。フェイクグリーンは手軽に取り入れられることや手間や管理がかからないことが魅力です。インテリアアイテムとして空間演出をお考えの方はぜひ、フェイクグリーンをお試しください。

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