観葉植物のパキラについてご紹介
観葉植物の定番とも言えるパキラは初心者の方でも比較的育てやすく始めやすい観葉植物になります。うまく成長すると2mほどの樹木に生長します。室内での生育にも最適で、インテリアグリーンとして通販などでも人気の高い種類になります。
パキラの原産地は中南米となり、現地では主に河岸に多く生息しているようです。雨期になると大量の雨によって川が増水し、水没することもあるようですが、長い期間水に浸かっていても根が腐ることもなく、水に非常に強い特性を持っています。
【今回の記事のポイント】
✔️パキラのことが分かる
✔️パキラの育て方やポイントが分かる
初稿:2021/10/16
更新日:2024/01/09
《目次》
中南米産ということで、熱帯の日当たりが良い場所を好み、育つ、常緑高木として種類も数十種類あるようです。
種類によっては10m以上にもなるものもあり、大きく育つと実がなり、種は食用として焼いて食べるそうです。
見た目の特徴としては、放射状に広がる葉っぱが5枚~7枚付き、ボート型をしていて、ツヤや葉脈があります。また、幹も特徴的で、根元が大きく膨れるようなものもあります。現在、販売されているパキラは細かい幹のものと、太い幹のものと、複数の幹をねじって仕上げたものなどがあり、樹形のバリエーションも豊富です。
パキラの花言葉は「快活」「勝利」で、パキラは売ったらお金持ちになったという言い伝えもあり、金運をもたらす幸運な木として「マネーツリー」(MoneyTree)とも呼ばれるようです。
パキラはフェイクグリーンでの人気のある商品で、人工樹木の樹木プランターの中でもフィカス・ベンジャミンと並んで需要が多いです。
根元のグリーンや土台のプランターを選ぶこともできるので空間に合わせてカスタマイズできます。グリーンの色味もまばらで観葉植物の自然な感じがよく再現されているおすすめの樹木プランターです。
写真の商品はこちら⇒GR5012 H1300
パキラを栽培する時のポイントについて
置き場所や日当たり
◆屋外◆
パキラを屋外で育てる場合には、午前中の直射日光が当たる場所など日当たりの良い所、もしくは、多少の遮光がされた風通しの良い場所がおすすめです。夏の時期など暑い日には午前中は直射日光を当てても、午後には移動して日陰に置くことがいいかもしれません。
あまり、強い日差しを当ててしまうと葉焼けの恐れもあるので注意してください。
また、パキラは寒さには弱いので、冬には室内で管理しましょう。
◆室内◆
お部屋の中で育てる場合は、風通しがいい日光が当たりやすい窓際が最適です。暖かい季節の5月~7月は生育期になるので、たまに外へ出し、日光浴をさせると生き生きとします。
エアコンなどの風はあまり良い影響を与えないので、なるべく避けて置くようにしてください。
中南米産ということもあり、日光を好む観葉植物ではありますが、日陰でも丈夫に育ち室内管理しやすく、向いている植物です。
水やりや土
パキラの水やりのタイミングは土の表面が乾いてきた時にたっぷりと水をあげます。屋外で地植えをしている場合にも、室内で鉢植えで育てている場合でも同様です。ただし、室内で日陰で育成している場合は、乾燥ぎみに育て、水やりも控えめにして大丈夫です。
冬場の寒い時期には休眠期間になるので、2週間~1ヶ月に一度でも大丈夫です。パキラは基本的に水やりを忘れたとしてもすぐに枯れることはなく、観葉植物の中でも比較的失敗しにくい種類で安心です。また、定期的に葉の表面と裏側に葉水を行ってあげることでハダニの発生を予防し、元気になります。
観葉植物のパキラは高温多湿を好みますが、水はけが悪い土を使っていると根腐れを起こす可能性があります。なるべく水捌けの良い土を使い管理しましょう。
ご自身で植替えなどを行う際には、土の他に赤玉や鹿沼土をブレンドすると良いです。土の表面には化粧砂や石などを置くことでコバエの発生予防にもなります。
また、肥料については必ず必要だということもなく、肥料がなくても十分よく育ちます。もし与える場合には、観葉植物の生長期とも言える時期に用法用量をしっかり守って与えてください。休眠期や肥料の与え過ぎは根が弱り、枯れてしまうこともあるので気を付けてください。
特に大きなメンテナンスもないので育成目的ではなく、インテリアとして観葉植物のコーディネートを考えている方や、企業・会社・施設などに向いています。
フェイクグリーンのことでご相談やご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
パキラの増やし方やお手入れについて
パキラを種子から育てる方は少なく、ほとんどが株を購入してスタートされると思います。パキラを初めに購入する際には、ハダニやアブラムシなどの虫が付着していないか確認しましょう。また、葉先が枯れかけていたり、黄色の葉があるものはあまり元気が良いとは言い難く、深い緑や鮮やかなグリーン色で葉っぱが多く生い茂っている株がオススメです。
もし、種子から始めたい方は、発芽や育て方を記載している表示や説明に沿って行ってください。
植え付けや植え替え
パキラを植え付けしたり、植替えをする時期は5月~7月が適しています。パキラの生長は早く、鉢の底から根が伸びていることもあり、鉢がパンパンに固くなっていることもあるので、根詰まりを解消するためにも年に一度、一回り大きな鉢に植え替えてあげるといいでしょう。
もし、これ以上大きくしたくないという場合にも、一度鉢から取り出し、根をカットしてあげると新たな成長を促します。
株の周りに付いた古い土はなるべく落とし、傷んだり黒ずんだ根っこは切ってしまいましょう。根詰まりがひどいとパキラは自分で水を吸収する力が衰え、弱っていってしまいます。
新しく移し替えた時は水をたっぷり与えましょう。
剪定や切り落とし
パキラは風水でも縁起がいいと人気の高い観葉植物です。そのため、ビジネス関係や友人へのお祝いやギフトとしてもよく用いられます。風水的には「仕事運」「勉強運」「金運」アップに繋がるとされていて、リビングや書斎、各部屋に置くことで効果を得たいと考える方も少なくありません。
その時は剪定をして株を増やすことができます。育てているパキラの枝が細く伸びすぎていたら剪定し、花瓶やベースに挿して育てることが可能です。パキラは樹木でありながらも水耕栽培ができます。切り落とした葉を飾るのも素敵ですよね。
水で育てていると1週間~2週間ほどで次第に発根し、根を張ります。
パキラの枝を剪定する際は、枝の根元から切り落とします。
剪定後には、この切った部分から新芽が出てくるので新たな楽しみが増えます。
切り落とした枝は、長さにもよりますが、そのまま水耕栽培してもいいですし、葉を切り落とし、幹だけにし複数に分断して土に挿し、挿し木することもできます。この時、葉っぱを切り落とすのは、出来るだけ幹のみに水分や栄養が行き渡るようにするためです。そうすることによって発芽や発根が促進されます。
挿し木をする場合は、5月~9月が良しとされています。挿し木したら、鉢の底から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと水をあげましょう。パキラは挿し木をしてから大体3週間から1ヶ月程で発根します。
パキラの育て方タイミングカレンダーはこちら
このように、生きた観葉植物はパキラに限らずお世話や管理の他にもタイミングや時期も気にしなくてはなりません。しかし、人工観葉植物であれば、そういった時期や季節に合わせた置き場所なども一切気にせず、通年で楽しむことができます。
これはフェイクグリーンの最大のメリットとも言えるでしょう。
この最大のメリットに気付いた企業や会社、事務所などの法人様は賢く空間デザインを考えているのかもしれません。枯れることもなく、管理をせずともキレイな状態であってくれる。そして、トータルで考えるとコスト削減にも繋がります。皆さんも是非、メリットの多いフェイクグリーンで空間デザインを考えてみませんか?
観葉植物パキラについて~まとめ~
パキラは観葉植物や風水でも人気の高いグリーンです。
放射状に開く葉や、枝や幹の独特のフォルム、サイズも豊富で自分たちの好きなように挿し木や切り落としをして水耕栽培も可能。100均やホームセンターでも取り扱いが多く、ミニサイズの株から大型の株までバリエーション豊かにあります。
部屋のインテリアとしても鮮やかなグリーンが可愛らしく、おしゃれでナチュラルな雰囲気を演出してくれます。ダイニングやトイレには水挿しを置いて、リビングにはシンボルツリーとして飾り、玄関や廊下には大きな鉢植えでアクセントに。
どんなテイストの空間にも合わせやすく、選り好みしないのも観葉植物のメリットです。
観葉植物の中でもランキング上位に入る人気と需要があります。
とても育てやすい品種で、生命力が強く、水にも負けない強さを持っています。もし、水やりを忘れていたとしてもすぐに枯れるような心配はありません。ただし、元気にすくすくと育てたい場合はよく日光浴をさせてあげることで、木本来の成長を見せてくれます。
これだけ人気の観葉植物ですから、フェイクグリーンの中でも好評で、樹木プランター商品でもおすすめの樹種になります。
フェイクグリーンはオフィスや施設、医療機関など育成を目的とせず、インテリアアイテムとして観葉植物を取り入れたいという企業や会社での利用が多いです。
監修者:河端 孝幸(インテリア、住宅、建築業界25年以上従事)
販売実績80,000台以上、業者様販売実績2,800社以上
インテリア、住宅、建築業界での経験とノウハウを生かし、設計施工業者様、クライアント様が満足するフェイクグリーンの装飾品を企画・販売しております。フェイクグリーンは手軽に取り入れられることや手間や管理がかからないことが魅力です。インテリアアイテムとして空間演出をお考えの方はぜひ、フェイクグリーンをお試しください。