フェイクグリーンは屋外で使えるの?|グリーンモード

フェイクグリーンは屋外でも使えるの?

最近はインテリアの定番になりつつあるフェイクグリーンですが、木などのツリー タイプから緑の葉っぱだけのリーフタイプなど、どんな環境でもインテリアのアクセントや空間演出として使用できる他、手入れや管理が必要ないことでたくさんの方に選ばれています。
確かに、通常の観葉植物であれば日当たりを気にしたり、水やりのタイミングや量など考えることも多く、育てるのが苦手な方にはフェイクグリーンの方が向いているかもしれません。

そんな中、フェイクグリーンを屋外で使用してもOKか?というご質問を多く頂きます。お家時間が増えたことでベランピングやウッドデッキ、ルーフトップで楽しむ方が増え、目隠しやおしゃれな空間づくりに使いたいという方が増えたからかもしれません。

フェイクグリーン_ベランダ

上記写真のようにベランダにフェイクグリーンの鉢植えや、アレンジメントを吊り、人工芝を敷き、柵にはグリーンカーテンを結束バンドでまとめて飾りをすると、ベランダが庭やガーデンのように楽しめたり、アウトドアとして楽しむことが出来ます。今言ったような用品はホームセンターやショップで購入でき、DIYとして利用する方も多くいらっしゃいます。

今回はそんな方々に向け、フェイクグリーンを屋外で使用しても大丈夫なものかを解説していきたいと思います。

フェイクグリーンの素材について

フェイクグリーンのほとんどは、屋内用として作られている為、屋外での使用には注意が必要です。

フェイクグリーンのほとんどが「屋内用」として作られています。主な材質はポリエステル、ポリエチレンです。 
人工植物や造花と言われるフェイクグリーンは、主な素材がプラスチック系になるということは、プラスチック系の特徴とも言える光や熱による劣化が考えられます。特に直射日光による紫外線によって劣化や退色は引き起こされます。屋外でフェイクグリーンの使用を考えている方は注意が必要です。

造花_フェイクフラワー

皆さんもプラスチック素材の色褪せなどを一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
例えば窓際に長い間おかれていたプラスチック素材の容器やおもちゃなど、よく見てみると日光が当たった方だけが色褪せをしていたり、玄関に置いていた子供の遊び道具がカサカサにくすんだ色になっていたり購入当初のキレイな色とは異なったものに変化していた経験は誰しもが目にしたことがあると思います。

また、着色方法は、成形してから着色する場合と着色してから成形する場合があります。中には水や湿気で色褪せや色移りするものもあります。しかし、最近ではUV加工を施したフェイクグリーンがあり、建物の軒下などの直射日光の当たらない植物が育ちにくい環境では徐々にフェイクグリーンの使用が始まっています。
屋外での使用時は注意が必要ですが、弊社でも、屋外仕様の商品をご用意しております。→詳しくはこちら「屋外用グリーンパネル」

ご不明点はお気軽にお問い合わせ下さい。
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屋外のそれぞれの環境について

屋外と言っても一括りにできず、さまざまな環境や場所によって条件は異なります
屋外だけど屋根がある場所だったり、地面よりも太陽に近い場所(マンションの屋上など)、何も遮るものがない場所など条件はそれぞれです。ポイントとなるのは下記のような条件になります。

  • 日の当たり方と時間
  • 雨風の影響
  • 気温

日の当たり方と時間

例えば、1日中日が当たり続ける場所と、昼過ぎには陰になる場所とでは状況は大きく異なります。
フェイクグリーンの成分上、日が当たるとどうしても劣化が早まってしまいます。一番の原因とも言われる紫外線がなるべく当たらない場所であれば劣化スピードも多少変わってくると思います。
ただし、曇りや直射日光が当たらない場合でも紫外線は出ています。なので日光が当たらないから大丈夫というわけでもありません。

ウッドデッキ_日光_影

雨風の影響

雨風がどの程度の影響を及ぼすかも確認したいところです。フェイクグリーンの素材や種類によっても違ってきますが、やはり劣化や退色を早める一因になります。特に、紫外線によって劣化した部分に雨風が加わると劣化を進行させてしまう可能性もあります。

また、豪雨や台風積雪などで葉が取れたり折れたりする事もあります。どちらにせよ、雨風が強く当たるような場所よりは軒下など、雨風の影響を強く受けない場所でフェイクグリーンを使用した方が良いでしょう。

気温

暑い日

最近は気温の変化も大きくなってきました。熱気がこもるような日もあれば、夜になると肌寒いなんて日もあります。気温が高い場合でも物体を融かすほどの高温ではない限り、温度だけであれば影響はなさそうです。

しかし、気温が高い場合には紫外線が強いことも多く、紫外線によってフェイクグリーンが劣化することは考えられます。

フェイクグリーンの屋外商品について

フェイクグリーンを屋外で使用することは絶対にダメとは言い難いものの、劣化を早めることに繋がるので注意が必要です。屋外での使用を考えている方は、UV加工を施した商品を選択して、数年で新しいものに切り替えることを前提に使うことがいいでしょう。

続いては外でフェイクグリーンを使用した際の商品をご紹介していきます。

フェイクグリーン_屋外
上記写真はエントランスの手前にフェイクグリーンを採用したものになります。こちらはフェイクグリーンを屋外の外壁に施工した事例になります。複数枚を均等に設置する事で統一感のある演出ができます。UV加工を施したフェイクグリーンでグリーンパネル連接グリーン屋外用商品になります。
写真の商品はこちら→GM1851GR1237GR1238
屋外_フェイクグリーン

上記写真はエントランスの軒下での設置事例となります。1000㎜角のグリーンパネルを連接して取り付けており、本物と見分けが付かないほど品質も高くボリュームを出すことで壁面緑化としてのクオリティーもバッチリです。
屋外用のフェイクグリーンは設置する際、レールにパネルを引掛けて取り付けます。うす型で既存の壁に後付けできるのも魅力です。
写真の商品はこちら→GR1237×6

屋外用グリーンパネルは屋内用とは異なり、以下の点が工夫されています

・UV加工を施した水に強く、耐久性のあるフェイクグリーンを使用。
・フェイクグリーンを取り付けるパネル本体や取付レールなど、水に強い部材を使用。
・パネルの裏側全体が金網形状なので水抜けが良い。また、風通しも良く風圧が掛かるのを防ぐ。
・グリーンパネルを新しく交換する際は、取付レールをそのままにグリーン部のみ交換可能。
フェイクグリーン屋外詳細
写真の商品はこちら→GR1238

外壁では生の植物による壁面緑化が主流ですが、建物の軒下など日光の当たらない植物の育たない環境ではフェイクグリーンの利用が増えてきています。紫外線が少なければ比較的長持ちしますし、交換頻度も少なくて済みます。導入コストや維持メンテナンス費のかかる生の植物と比べてずっとお得です。
また、デザイン性が高く、薄型で軽量、後付けが出来て施工が簡単な為、建物の外観を手軽にイメージアップできる装飾ツールとして注目されています。グリーンアレンジの種類が豊富なので、組合せの工夫でイメージに合った演出ができます

但し、屋外での使用し続けた場合は、経年劣化が生じますので、定期的な交換を前提としたご使用をおすすめします。屋外用グリーンパネルをご検討の方は、商品の仕様や設置事例、注意事項や耐久実験などの情報をまとめてありますので、詳しくは「フェイクグリーンの屋外用グリーンパネル」をご覧下さい。

電話問い合わせ
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フェイク グリーンの加工について

フェイクグリーンを検索すると商品名にいくつかの加工が施されたものが表示されます。中でもよく目にする光触媒や、CT触媒などが一般的です。クオリティーの高さによって、よりリアルに近くなった樹木や葉、花などに色々な効果を持たせることで、見た目だけではなくそれぞれの機能を持つフェイクグリーンが存在します。

土を使わず、枯れ る心配もなく、鉢やポットなどサイズも幅広くあるフェイクグリーンですが、加工品によって選ぶ幅も増えました。実際、この触媒などにはどんな特徴があるのか?簡単にお届けいたします。

フェイクグリーン_触媒

光触媒

光触媒とは、光に当てることで空気中の有機物である臭いや菌ウイルスや汚れなどを分解し除去してくれて空気をキレイにする役割があるとされています。光を吸収し、化学反応によって消臭や抗菌の効果を得られるということです。

光に当てるだけあり、紫外線の影響も問題なく外用としても販売しているものが多いようです。その効果は半永久的とも言われますが、ホコリやゴミが付着してしまうと効果はなくなってしまうようです。そのため、メンテナンスとして掃除は必要になります。屋外で使用していると日常的にゴミが付着しやすいのでお掃除は大変かもしれません。

 

CT触媒

フェイクグリーン_加工

CT触媒の加工は光触媒とは異なり、光を必要としません。表面にCT触媒をコーティングすることで電子の流れを形成し、酸化還元作用と電子シャワーによって空気清浄を行います。

置くだけで場所も選ばず効果を発揮するのは魅力的でもあります。しかし、こちらも光触媒のも同様に、表面にゴミやホコリが溜まってしまうと効果がなくなるようです。

また、日光に当てなくてもいいものではありますが、たまに日光に当てることで長持ちにも繋がるといった方法もあるようです。

こうしてみると、どんな加工処理が施されていても表面をキレイにしておかないと結果、効果は得られないと考えていいでしょう。今や触媒加工をされている観葉 植物のフェイクグリーンは多く、150cm~180cmほどの大型の鉢植から90cm~120cmの中型、ミニ サイズで安いものまでカテゴリは幅広く、種類もフィカス、ゴールドクレスト、ドラセナ、アレカヤシ 等のおしゃれなものから、パキラやベンジャミン、オリーブにポトスなど一般的に人気なものまで豊富にあります。

雑貨や陶器の鉢が付き、セットになって販売していたりギフトとしても注文が入るようです。

フェイクグリーン_観葉植物

屋外のフェイクグリーンについて まとめ

以上を振り返ってみると、フェイクグリーンの原料はポリエチレンを始めとしたプラスチック系になり、プラスチックは主に紫外線による劣化が多く、雨や水の影響も多少なりと関連があるということが理解できるかと思います。
確かに、プラスチックでも大丈夫なものもあるかもしれませんが、それは劣化しないよう専用の薬品を添加している可能性が高く、それによって材料費も上がるので価格が高くなる傾向にあります。

本来、フェイクグリーンは室内で使用することを前提に作られているものなので、そういった加工が施されているものは種類が少ないです。弊社でも屋外対応の商品はあるものの、なるべく日差しを避けた場所での使用や使い方をおすすめしています。

フェイクグリーン_屋外

最近では、直射日光の当たらない植物が育ちにくい環境でフェイクグリーンの使用が始まっています。今まで壁面緑化が大変だった外壁にも、環境緑化によるイメージアップやグリーンの心理的効果を手軽に取り入れることができます。経年劣化は生じますが、生の植物を導入・維持していくより遥かに低コストで素材の性質を生かした賢い使用方法と言えます。
フェイクグリーンを屋外で使用した場合は、経年劣化が生じますので、生の植物と同じく、定期的な交換を前提としてご使用ください
写真の商品はこちら→GM1855×3

屋外用フェイクグリーン商品はこちら

屋外での使用以外でも、各所で楽しめるようなアレンジもたくさんあります。何か、要望や種類の変更などご希望がございましたらお気軽にお問い合わせください。まずは無料カタログでフェイクグリーンの使い方や商品ラインナップをご覧になってみてください。

おすすめのフェイクグリーン商品はこちら

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